日本NGO連携無償資金協力 VCTセンター引渡式(チパパ地域におけるHIV/エイズ対策事業)


 

 10月3日、ルサカ州カフエ郡チパパ地域(チパパ・クリニック)において、日本政府のNGO連携無償資金協力により完成した「VCT(Voluntary Counseling and Testing)センター*」の引渡式が執り行われました。
 本引渡式には日本国政府を代表して江川明夫駐ザンビア共和国大使が出席し、チランガ郡保健局のパトリック・ピリ局長、カフエ郡保健局のジャイロ・シムココ行政官、特定非営利活動法人難民を助ける会の河野洋代表等が参加しました。
 カフエ郡のチパパ・クリニックにはこれまで独立したHIV/エイズのカウンセリング・ルームが無く、プライバシーが確保されない中でHIV/エイズの診断・相談などが行われていました。こうした問題に対処するため、クリニックの敷地内にVCTセンターを建設し、個室のカウンセリング・ルームとデータ管理室を設けるとともに、地域住民がHIV/エイズについて学べる空間としてオープンな空間の図書館を完備しました。このことにより、HIV/エイズに感染しているか否かに関し自発的に検査する住民が増え、結果として早期発見・治療に向けた迅速な対応が可能となることが期待されています。

 

※本式典における江川大使のスピーチはこちら

 

日本政府は、日本NGO連帯無償資金協力のスキームを通じて、日本のNGOが開発途上国・地域で行う経済社会開発事業に資金協力を行っています。

 

*VCTとは、看護師などによるカウンセリング付き簡易HIV検査のこと(団体作成資料より抜粋)

 

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