草の根・人間の安全保障資金協力「チルンドバスターミナル施設整備計画」引渡式


 

 8月24日、ルサカ州チルンド郡において日本政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力により完成した「チルンドバスターミナル施設」の引渡式が執り行われました。
 この引渡式には日本政府を代表し江川明夫駐ザンビア大使が、被供与団体であるシアボンガ郡評議会からハモヤ評議会次官代理が参加しました。また、チルンド郡からはスィアマリンバ郡コミッショナーが参加しました。
 ジンバブエとの国境に位置するチルンドは南部アフリカの交通の要所です。これまでチルンドでは越境手続き待ちのトラックが幹線道路沿いに溢れ、路線バスの乗降に支障をきたしていました。また市場にはトイレ等の公衆衛生施設が不十分で特に雨季の衛生環境に問題がありました。これらの問題を解決するため、シアボンガ郡評議会(当時のチルンドはシアボンガ郡評議会の行政管轄下。その後本年1月にチルンド郡として独立)は市場横に新たにバスターミナルとトイレ・シャワーからなる公衆衛生施設を設置しました。この事業には日本政府から103,682米ドルの資金が拠出されています。

 今後、本バスターミナル施設の完成により、チルンドの交通秩序の向上、公衆衛生環境の向上、市場のさらなる活性化が期待されます。 ひいては、南部アフリカにおける輸送の円滑化と経済の活性化にも資することが期待されます。

※本引渡式における江川大使のスピーチはこちら

 

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