草の根・人間の安全保障資金協力「ルサカ市医療機器保守・修繕施設建設計画」引渡式
8月21日、ザンビアの首都ルサカ市内において、当地NPO団体チャーチ・ヘルス・アソシエーション・オブ・ザンビア(Churches Health Association of Zambia、CHAZ)に対し、2011年8月より草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルサカ市医療機器保守・修繕施設建設計画」により供与した施設(金額約480百万クワチャ(約909万円))が完成したため、引渡式が執り行われました。
この引渡式には日本政府を代表し江川明夫駐ザンビア大使が、CHAZからはカレン・シチンガ代表が参加しました。また、ザンビア政府からはパトリック・チクス保健省副大臣が参加しました。
この協力は、地方の医療施設の医療機器を回収し、集中的に保守・修理を行うための施設を建設するとともに、修理用工具の整備を行うことを目的としたものです。ザンビアでは、医療機器の保守・修理技術者が不足しており、特に地方の医療施設において医療機器の保守・修理を適切に行うことが困難な状況にあります。今回の施設が完成したことにより、医療機器を集中的かつ効率的に保守・修理することが可能となり、さらにこの施設において技術者の訓練を行うことにより保守・修理技術も向上し、保守・修理がより適切に行われる結果、医療機器の耐用年数が延びることにもつながります。
今回の協力がザンビアの医療サービスの向上に貢献し、ひいては多くのザンビアの人々の生活の質の向上につながり、さらには日本とザンビア両国の友好関係が深まることが期待されます。
※本引渡式における江川大使のスピーチはこちら。
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