草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式(コミュニティ・スクール)


 

 3月22日、草の根・人間の安全保障無償資金協力スキームによる当地の孤児学校「チャンジャノ・コミュニティ・スクール」の事業支援のため、日本政府を代表して江川明夫在駐ザンビア大使と学校代表との間で112,336米ドル(約5億4千万クワチャ)を限度とする贈与契約が締結されました。
 チャンジャノ孤児学校は、この資金でルサカ市内に新しい小学校(コミュニティースクール:HIV/AIDS等で親を失うなど、経済的弱者の子どもたちのための、地域NGOが設置する小学校のこと)の校舎を建設します。
チャンジャノ孤児学校のあるカバナナ地区は約5万人の人口を抱えているにもかかわらず、公立の学校は小中学校が一校、高等学校が一校しかありません。経済的理由などから学校へ行けない子どもたちが数多く存在します。
 これまで同団体は、個人住居を利用して校舎とし、狭い部屋の中でたくさんの子ども(全生徒約260名)がひしめきあって授業を受けてきましたが、今回の供与によって、3つの新しい教室、屋根のある独立したトイレ、井戸や防犯用の外壁、75脚の机と椅子等が整備され、同地域の生徒の教育環境が改善されることが期待されます。
 本式典における江川大使のスピーチはこちら

 

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